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桜咲く地の気まぐれ日記

管理人の半暴走日記です。勢いのまま書いてることもあるので支離滅裂でも生暖かい目で見てくださいな。

RSE物語―トウカの森 Ⅰ ―

版権-RSE物語 版権

トウカシティを抜けたユウキは、その先のトウカの森へと踏み込んだ。

「トウカの先だから、ここがトウカの森か。森っていうと、やっぱり虫ポケモンなんかがいるのかな」

ミズゴロウのゴロウとジグザグマのクマキチと供にポケモンを探しながら歩き進んでいく。

 


しばらくそうして奥へ奥へと歩いていくと、突然横からポケモンが飛び出してきた。

まるっこく、あせた黄色のような色をしたポケモンだ。

そのポケモンはそのまま通り過ぎて横の木の茂みに消えてしまう。

その後を追うように飛び出してきたのは蛾のようなポケモン

そのポケモンも同じように茂みに消えていく。

「な、なんだ!?」

ユウキが戸惑ってポケモンが消えたところを見ていると、図鑑が認識音をたてた。

「ええ、と・・・。“キノココ”――は先に来た方か。後から来たのは・・・“ドく」

ドカッッ――!!!

ドサッ・・・――

『〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!』

横から飛び出してきた何かと思い切りぶつかって倒れ込む。しかも完全に不意打ちで地面に倒れたさい、頭をぶつけている。

涙目で若干呻いていると、ぶつかってきた方が先に身を起こした。

「わ、悪い!まさか人がいるとは思わなくて」

そう言って手を差し出してくる。

「あ、いや。ボクの方こそ余所見してたから」

ぶつけた所をさすりながら、差し出された手を借りて起き上がる。それから投げ出された図鑑を拾い上げた。

「ええと・・・」

「あ、オレはむしとり少年のケイタ!本当に悪かった。ごめんよ」

「たいした怪我もしてないしいいよ。ボクはユウキ。急いでたみたいだけど」

「あっ、そうだ!」

ユウキの言葉でぶつかる前のことを思い出したのか、むしとり少年のケイタは身ぶり手振りをしながら口を開いた。

「なあ、ここをキノココドクケイルが通らなかったか!?」

「それならさっきここを、そっちの方に」

ユウキはそう言ってポケモンが消えていった方を指差した。

「サンキュ、ユウキ!だってよ、おじさん!」

「おじさん?」

ケイタが自分がやって来た方に向かって声をかける。木々の間からスーツ姿の男の人が出てきた。

「いやはや。子供は走るのが早いな」

キノココ見たいんだろ?ポケモンは待ってくれないんだぞ!」

ケイタは普通にその人に接しているが、どうもどこかで見たことがある。

ユウキは首を傾げて記憶を辿った。