読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

桜咲く地の気まぐれ日記

管理人の半暴走日記です。勢いのまま書いてることもあるので支離滅裂でも生暖かい目で見てくださいな。

RSE物語―トウカの森 Ⅱ ―

どこだろう。確かに見た覚えがあるのだが。

そう、どこかといえば・・・、

「テレビ・・・?」

 


・・・・・・・・・。

「デボン・コーポレーションのツワブキ社長!?」

ユウキが声を上げると二人が驚いた顔で振り向いた。

「は!?で、デボンって、ポケナビ作ってるあの?!まさかこの人そこの社長さん!?!?」

「き、君たち!あまり大きい声で」

『ご、ごめんなさい』

ユウキとケイタは思わず手で口を押さえて謝った。

ケイタがこっそりユウキに話しかける。

「あわわ。今まで知らずにタメで話してたよ。社長っていうとエンライ人なんだろ?こういう時ってどうすりゃいいんだ?」

「とりあえず謝るとか?」

「よ、よし。――しゃ、社長さん!タメすみませんでした!」

思いっきり頭を下げると、ツワブキ社長は逆に困ったような顔になる。

「あ、いやいいんだよ。敬語を使わなくて。その方が私も気が楽だし」

「というか、ケイタは気づかなかったの?」

「テレビなんてそんな見てなかったからさ、気づかないよ。キノココ探しで声をかけられた時も、ポケモン好きのおじさんだと思ったんだ」

キノココ?・・・そういえば社長はどうしてこの森に?」

社長というと、あまりこのような所には来ないようなイメージがある。

ふとした疑問に、ツワブキ社長は苦笑気味に答えた。

「こう見えても外を出歩くのは好きなんだ。この間ある人からこの森にキノココというポケモンがいると聞いてね、見てみたくて足を運んでみたんだよ」

「それをオレが手伝ってたわけ!この森はオレの庭だからな!って、ドッキーのやつどこまで行ったんだ?」

「ドッキー?・・・てドクケイル?」

「そっ!ドクケイルのドッキーだ!ケムッソの頃から頑張って育てたんだぜ!オレの自慢の相棒さ!」

「信頼してるんだね、ドッキーのこと。あ、そうだ。こっちがミズゴロウのゴロウ。こっちはジグザグマのクマキチだよ」

「ユウキの手持ちかわいいな!」

「頼れる友達だよ。あのさ、ボクもキノココ探し手伝ってもいいかな」

「社長に媚売っとくのか?」

「どこからそんな言葉が出てくるの?」

若干呆れながら、ユウキは図鑑を見える高さまで持ち上げた。

「この図鑑にキノココドクケイルのデータを書き留めたいんだよ」

「なんだそれ?」

ポケモン図鑑ポケモンの生態を記録する機械だよ。ボクは父さんの研究の手伝いでどんなポケモンがどの辺りにいるのか、ていう調査をしてるんだ」

「それでその父ちゃんの研究のためにデータが必要ってことだな!お安いご用だぜ!な、ツワブキ社長!」

「ああ、もちろん」

ツワブキ社長はニコリと微笑んだ。