桜咲く地の気まぐれ日記

管理人の半暴走日記です。勢いのまま書いてることもあるので支離滅裂でも生暖かい目で見てくださいな。

RSE物語―ツツジ戦 Ⅳ ―

余裕の笑みを浮かべるツツジに、ナオはいぶかしみ、ノズパスを注意深く見る。

 

「―――“かたくなる”……」

 

あれだけの勢いで流れた岩に当たって、傷が一つもない。いくらいわタイプであっても、一つくらいはつくものだろう。

 

 

「ご名答。微々たるダメージもないに等しい。ノズパス“でんじは”」

 

パシィッ!

 

乾いた音がして、閃光が瞬いた!

 

「!?」

 

ナオの驚く顔に、ツツジは満足そうに顔を歪めた。

 

しかしナオの表情はすぐに立ち直る。

 

「いわタイプなのにでんきタイプの技も使える……」

 

ノズパス、“いわおとし”!」

ナオの言葉に構うことなく、ツツジは次の攻撃を仕掛けた、が。

 

ノズパス、どうしたのです?」

 

ノズパスは動かなかった。いや、動けなかった。

 

ツツジノズパスの様子を見ると、痺れている。

 

「これは、まひ状態!?どうして―――っ!」」

 

バッ―――!とツツジラルトスを見た。

 

「そのラルトス。特性は“シンクロ”でしたのね」

 

ラルトス戻って。キモリ!」

 

ポケモンを代えたところで同じこと!」

 

ノズパスの鼻の上辺りに電気が集まり始める。

 

「“みきり”、“こうそくいどう”!」

 

「そうくるなら“がんせきふうじ”!」

 

ドウ―――!

 

複数の岩の固まりがキモリに向かって落下する!

 

「!」

 

ドドド―――ッ!

 

岩に、囲まれキモリの姿が見えなくなる。

 

「これですばやく動けないでしょう?さあ、終わりにしましょう。“いわなだれ”!」

 

ドドンッ!

 

岩の中からキモリが這い出す前に、ツツジはさらにその上から技を繰り出した。

 

岩がなだれ落ちる音から一転、静がその場を満たす。

 

岩の間からキモリは出てこない。

 

「終わりましたわね」

 

ツツジの笑みに、しかしナオは顔を俯けたまま表情を崩さない。