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桜咲く地の気まぐれ日記

管理人の半暴走日記です。勢いのまま書いてることもあるので支離滅裂でも生暖かい目で見てくださいな。

RSE物語―ハギ老人の小屋 Ⅰ ―

版権-RSE物語 版権

ツツジノズパスをポールに戻し、ナオに近づいてきた。

 

キモリをボールに戻しつつ、ナオも応じる。

 

「どうして気づきましたの?」

 

 

「なにが」

 

ノズパスの鼻が磁石になってることですわ」

 

ノズパスがでんき技を使った時」

 

「それ、だけ、でして?」

 

ナオの端的な答えに、ツツジは呆気にとられた。

 

「鉱物は、例え電気を通したとしても、自ら電気を作り出すことはない。けれど磁石は電気を作り出す」

 

ナオは淡々と説明していく。

 

ノズパスの鼻は特徴的だし、コンパスみたいだって思ったりもしたわね。それから、わたしがジムの入り口に立ったとき、太陽は左にいた」

 

説明を終えて口を閉ざしたナオに、ツツジは目を見開いていた。

 

「ずいぶん、学識が高いのですね。まさかあれでバレるとは思ってもいませんでした。どうぞ、これを受け取って」

 

ツツジがすっ、と差し出した手から、ナオはストーンバッジを受け取った。

 

ナオはくるくると表を見たり裏を見たり、光に当てて見たりしている。