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桜咲く地の気まぐれ日記

管理人の半暴走日記です。勢いのまま書いてることもあるので支離滅裂でも生暖かい目で見てくださいな。

RSE物語―105番水道 Ⅳ ―

妙な呻き声を上げてユウキは背中から倒れ、ポケモンは船の上に転がった。

 

一部始終を見ていたナオが一言ぽつり。

 

「バカみたい」

 

 

完全に呆れ顔である。

 

「あたた……」

 

ユウキが額を押さえながら上半身を起こす、と同時にミズゴロウのゴロウが勝手に飛び出していく。

 

「へ?」

 

バシッ!

 

なんでか戦闘を開始している。

 

「え、ええと」

 

少なくとも相手には敵意があるようなので、応じることにした。

 

「ゴロウ“たいあたり”」

 

どんっ!

 

プシュワッ!

 

たいあたりを受け止めたそのポケモンは、頭の上から水を吹き出した。

 

その時になって、ユウキはようやくその野生ポケモンをじっくり見た。

 

青色の丸っこい体だ。図鑑を取り出す。

 

ホエルコ……か。ゴロウ、大丈夫か?」

 

足元に戻ってきたゴロウに、ユウキは状態を確かめる。

 

ゴロウはヤル気満々だ。

 

「よし。ゴロウ“どろかけ”!」

 

ブシャッ!

 

口から泥を吐き出す。

 

「続いて“みすでっぽう”!」

 

プシュウ!

 

今度は水を勢いよく発射した。

 

ホエルコは水圧に耐えながら反撃の機会をうかがっている。

 

元々水タイプであるホエルコにはこうかはいまひとつだ。

 

「ゴロウじゃ分が悪いか。ゴロウ一度もど―――っ!?」

 

指示を出そうとしたユウキは、ゴロウに目をやり思わず続く言葉を飲み込んだ。

 

ゴロウの体が小刻みに震えている。

 

「ゴロウ!?」

 

突然の変異にユウキは慌てふためいている。ナオは目を半眼にしてぶっきらぼうに言い放った。

 

「進化よ、ほっときなさい」

 

「し、進化?!」

 

ユウキは改めてマジマジとゴロウを見た。一瞬ゴロウの体が光輝き、別の姿へと変化した。